近所のアニマル・シェルターで初めて出会った時のボーンズは、骨と皮に痩せこけ、毛皮もタールで汚れていました。生後8か月の由緒正しいメインクーンの彼が、どうしてシェルターに収容される羽目になったのか、それは永遠の謎です。ただ、あれから10年経った今も、とにかく冒険好きなので、たぶん飼われていた家の窓から冒険に飛び出したまま、迷子になったのでしょう。我が家に引き取って以来、ボーンズは庭にネズミを寄せつけない“番猫”です。見た目はおバカだし、特大のしっぽに甲高い鳴き声は微笑ましいけれど、任務には真剣そのもののボーンズ。毎朝、雨にも雪にも激しい冬の嵐にも負けず、庭のパトロールに出たいとせがみます。野良猫がフェンスを超えて侵入した時も、人懐こいレスキュー犬が庭に出ようとした時も、ボーンズは毅然とした態度で向かい、彼らが二度と同じ真似を繰り返さないようにしました。彼の頭の中では、自分は小さな虎なのでしょう。